豪雪地帯北アルプス。蓄えられた雪が春から夏にかけて解け、常に新鮮な水が流れ出ます。その水はV字谷を形成するほどの激流です。また地中に染み込んだ水はミネラルをたっぷりと含み、流れ出た水と共に黒部川となって大地を潤します。
山間を勢いよく下ってきた水は、平野部に流れ出し扇状地を形成しました。 この扇状地は「こんなに形のきれいなところは他にない」と世界からも称賛されるほど美しい扇形をしています。
扇状地にズームアップしていくと、入善町は富山県の特徴である散居村と呼ばれる田園風景が広がっていることがわかります。 扇状地を潤すミネラル豊富な表流水は、この地に美味しい作物をもたらします。 北アルプスの恵みによってもたらされた新鮮な水がこの地に、そして最後は富山湾に流れ着きます。
北アルプスから吹きおろす「あらせ」と呼ばれる冷涼な風によって生まれる昼夜の寒暖差が稲の成長に働き、お米に美味しさをもたらします。こうして、澄んだミネラル豊富な水と山風が調和して美味しいお米が育ちます。
稲穂全体に風土のうまみが詰まったお米は収穫後、常温・除湿機乾燥を施し、 籾摺り後のお米は品質検査後、鮮度を保つための低温倉庫で保管します。 お客様からの注文をお受けしてから玄米・精米ともに袋詰めをするので、お客様の手元に届くお米はいつでも新鮮です。 新鮮なお米は、炊き上がりの湯気と一緒に優しい香りがふんわり広がります。 また、お米一粒一粒に力強い甘味や旨味、粘りがあるため、口に含むとおかずにも負けない存在感があります。
北アルプスから下ってきた水が扇状地を通り、最終的に辿り着く先は富山湾。 ミネラル豊富な水が絶えず流れる富山湾は、天然のいけすと呼ばれ、 魚介類が豊かに育ち、美味しい海の幸が獲れます。 また、黒潮から分かれた対馬暖流と、冷たい日本海固有水(深層水)により、 暖流系と冷水系の両方の魚が生息できる環境になっています。 山や海などの自然の恩恵を受けて育った美味しい食材がたくさんあります。